2012年7月5日木曜日

いのちを捨てる人。いのちを繋ぐ人。(すんごい長いです!)




もう2ヶ月も前の話になりますが、一段落ついたので、ちょっと整理するために書きますね。

捨て猫を拾って、里親さんに届けるまでのお話です。

SaiともMemorabiliaとも関係ないのですが、いろんな人にお世話になったので、書いておきます。

5月9日。
その日も普通に退社しようと従業員出口に行くと、その手前に段ボールが置いてあり、その中にまだ目も見えてない、ミーミー鳴く6匹の子猫がいました。
その場には警備員と他店のスタッフ(Kさん)がいました。
話を聞くと、従業員の駐車場に捨てられていたそう。

そして、そこで初めて私はこの辺りは捨て猫が多くて、これが初めてのことではない、ということを聞きました。

私は即、実家に電話。うちでとりあえず引き取れないかと。
だけどうちには3匹の成猫、昼間は誰もいないから難しい、、と。仕方ない。。
けど、悔しいし、悲しいし、とにかくその場を動けませんでした。
絶対見捨てられないし、このままだと保健所行きだという警備員。
その間も他のスタッフが通りかかり、写真をとっていくだけの人、友達に電話をかけてくれる人、一緒に探すからと言って、連絡先を聞いてくれる人。様々いました。
でもそんなにすぐ見つかるはずなく、私も必死だったので、友達に連絡したり、Twitterに里親募集のツイート。
(たくさんの人がDMをくれたり、Retweetしてくれました。本当にありがとうございます)

そして、奇跡的に1匹なら引き取ってくれるという私の友達の友達がいて、私の友達が迎えに来てくれることになりました。
そして、Kさんと残り5匹をKさんの実家の茨城まで車で送り届け、私の友達が引き取られる1匹を連れていき、その日は終わりました。
19時にあがり、帰ったのは25時すぎ。。

茨城からの帰り、引き取られることなった1匹(福太郎という名前になりました!)を、友達が持って来てくれた毛布に抱いて、とにかく悔しくて仕方なかった。
目も見えないし、いきなり兄妹と離されるし、お母さん猫はいないし、大丈夫なのかな真っ白なこの子は。
ロシもマメもこんなふうに捨てられていたのかな。
チャチャはうちで産まれたから幸せだな。


本当に、本当に、悲しいというか、虚しいというか、なんなんだよ、、勝手すぎるよ。
母猫は自分の飼い猫だったはず(それ以外捨てる理由あります?)
その猫の子供を、生後何日かで捨てるなんて。

(引き取られることになった福太郎を連れての帰り道。ミーミー鳴くのがとまらないから、だっこする。耳が小さい!!)

それから、たくさんの人から連絡やDMを頂いて、里親さんも決まっていたのですが、病院にも連れて行きましたが、数日後に2匹は亡くなってしまいました。
やはり母猫からそんなに早く離されたら、育つのも難しかった。
せめて、兄妹一緒にいけたのはよかったのかな。どうなんだろう。

名前もなく、亡くなった2匹。キジちゃん、ハチワレちゃんR.I.P...




それから、残りの白猫3匹は体調が悪い時期もありましたが、うち1匹はKさんのお友達へ、そしてもう1匹は先日素敵なご夫婦に無事引き取られました。
(残りの1匹はそのままKさんが引き取りになりました。)



最初に引き取られた福太郎。2枚目は最近の福太郎(2ヶ月ですごい成長〜!耳が!)
オッドアイだったのか!!でも健康だそう!すくすく育っているみたい。
幸せになってね。いつか会いにいくよ。

この2ヶ月、里親になりたいと連絡をくれた方、里親になってくれた方、ご協力頂いた皆様、本当にありがとうございました。

先日、お届けに行ったときに、本当に本当に嬉しかった。
(ちょっと緊張しすぎておかしかったけど、なぜか私が!w)
久々に会えた子猫ちゃんにも嬉しかったけど、一瞬で愛されているこの子が、可愛くて可愛くて、うるうるでした。
あの雨の日に、捨てられてたこの子がこんなに素敵な人たちに引き取られて、運命なのかなぁ。ラッキーだなぁ。
愛されて、飼い主さんを癒して、虜にして、幸せになってね。

 会っていきなり甘える。(名前はコティに決定。フィンランド語で家という意味だそう。素敵。)
 可愛いすぎる。。もう一瞬にして大人4人がめろめろ!!

 そして、寝る!いきなり寝る!!
人見知りしなくてよかった。
電車でもずっと静かにしててくれてありがとう。ちょっと静かすぎて心配になったくらいだけどw
 名残惜しいけど、じゃあね。
いい子にするんだぞ!!


最後にうちのロシ。
ロシもマメも元は捨て猫でした。

今回のことで、私は保護して里親を探しただけだけど、
自分の以外の、人間以外の命と暮らすということがどういうことなのか、すごく考えました。
世の中には考えられないことをする人もいる。
雨の日に、簡単に小さな命6つも段ボールに入れて捨て去る人もいる。
でもそれを見つけて、繋げる人もいるんだっていうこと。
たくさん助けてくれる人がいるんだっていうこと。

動物の命と自分の命を繋げて考えられないような人は、動物と暮らす権利はないと思います。本当に。
私は、革を扱うし、動物保護なんて言うなと思われるかもしれないけど(それについては、いつか書こうと思っています)
せめて私の目の前にある命は守りたいと思います。
そのために、少しでも出来ることはしていこう、と思いました。

まずは、うちにいる3つの命を大切にします。
いつまでも健康でいてくれますように。

長くなってしまいました。。すんませ〜ん!




2 件のコメント:

  1. HARUKAさん。
    わたしも5月末に似た経験をしました。
    友人が捨て猫たち3匹の命をつなぎとめました。猫好きのわたしに相談が舞い込んできて、猫が飼えない環境の友人と、先住猫2匹のいる実家暮らしのわたしではまず厳しい環境で・・里親さんを見つけるまで、友人は世話を、わたしは友人や里親サイトなどで必死に探しました。
    運のいい3匹は、1週間以内に里親さんが見つかりましたので、一安心だったのですが、そのうちの1匹は、引き渡し後2週間くらいで亡くなってしまい、渡した先の方にも悲しい想いをさせてしまいました・・

    捨てる人あれば拾う人あり・・なのですが、捨てる人がいなくなれば、いいのにな。と。
    虫までいくと果てしないハナシにはなりますが、哺乳類としては、身近な命、大切にしたいなと思います。

    長いコメントすみません。すごく共感しました!

    返信削除
    返信
    1. tabbyさん
      コメントありがとうございます。
      tabbyさんも同じような経験をされたのですね。。
      子猫を産ませてしまったとしても、いくらでも里親を見つける方法はあるのに、もっとそのことを飼い主も知るべきですよね。
      こちらのKさんが引き取った1匹も、実は里親さんが見つかっていたのですが、長くは生きれなそうなので、それを知って里親に出すのは、、ということでこちら側に残すことになったんです。
      猫好きとしては、今回は本当に悲しいことに遭遇しましたが、猫好きのたくさんの人に助けられて、嬉しかったです、ほんと!
      これから猫のことも書いていくので、たまに遊びにきてくださいね♡

      削除